Q: NSL はアプリケーションがプロトコルに依存せずにネットワークサービスを検出する方法だと思っていました。NSL と Rendezvous はどのような関係なのでしょうか。

A: NSL は Mac OS 8.5 から存在し続けているプロトコルにとらわれないライブラリですが、NSL は、Service Location Protocol（SLP）と AppleTalk を優先的に使用して URL のサービスを検出します。Mac OS X 10.2 において、アップルは、サービスの検出に Rendezvous を使用する 3 つの新 API を導入しました。新 API は、CFNetServices、NSNetServices、DNSServiceDiscovery です。

現在のところ、低レベルの NSL API は Rendezvous サービスの登録またはブラウズに使用できません。しかし、NSLStandardGetURL() を呼び出すことで得られる高レベルの「Connect To Server」ダイアログは、Rendezvous サービスのブラウズに使用できます。

Mac OS X 10.2 以降をターゲットとしたアプリケーションの場合、アップルは、サービス検出に NSL ではなく直接 Rendezvous API を使用することを強くお勧めします。

Rendezvous の詳細については、Rendezvous デベロッパ Web サイト を参照してください。

[2003 年 9 月 18 日]